「人工知能に奪われる仕事リスト」のなかに、医療職が入らないワケ
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特にAIと画像診断の相性は良いとされていますが、
多くが出来高払いの国民皆保険制度において、高度化し増え続ける膨大な検査・画像データを捌くだけでも放射線科医は医師不足であり疲弊しているように見えます。AIによるサポートは現場からは渇望されているのではと思います。
本記事にあるように、
医師がAIをサポートツールとして使いこなしてより高度な診断を医療コストも下げつつ実現する世界に期待します。
また、普通のクリニックに画像診断の専門医がいることは少ないですが、そこにAIが診断補助ツールとして導入されることで、クリニック→基幹病院への紹介患者の精度があがり、基幹病院や地域医療にとってコストとなる紹介患者が減少する可能性もあり、クリニックがゲートキーパーとしての役割を果たし、地域医療に大きく貢献する可能性にも期待しています。現在の医師の役割が無くなる訳じゃありませんね。
シナリオは二つありそうです。
①医師がAIを使って効率化するので、医師数が(少し)減少する。
でも高齢化が進み医療ニーズが増えているので、本当に減るかは疑問です。
②医療診断AIと医薬品・検査キットのネット販売が普及して、軽い症状なら自己診断・自己投薬で医者にかからない。
(セルフメディケーションといいます)
長期的にはこちらの方が医師減少へのインパクトが大きそうです。
自己診療はおそらく元々医師不足の中国で先行するでしょう。
民間医療保険が診療内容に口出す米国でも、医師にかかる前にまず自己診療を試みよと指導される可能性がありそうです。
その点、日本は国民皆保険ですし規制も多く、なかなか医療AIが進まないのを心配しています。