セブンの将来を握る「ネットコンビニ」の正体
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ここ10年でコンビニの店舗数は42000店から55000店へ増えており、1店舗あたりの人口は3000人から2300人ほどに減っています。その間コンビニは、コンビニコーヒー、雑貨値下げ、パウチ惣菜、PB強化などの手を打つ事で、減り続ける商圏人口をカバーし、売り上げを伸ばしてきました。ネット事業が、うまく行くかは誰にもわかりません。しかし、新しいことにチャレンジしなければコンビニは廃れて行くこと間違いありません。
このネットコンビニのサービスで面白いところは、手数料が明示されているところです。もちろん他者と組んだからからこその手数料の明示です。手数料はセイノー運輸のジーニー、お店は商品売上で利益を得るという事でしょう。
216円という手数料が高いか安いかは私にはわかりません。ただ、北海道で216円のサービスを東京で同じ値段でやったらキツイように思います。人件費など販管費が違うからです。
テスト期間が終わり、全国展開開始になったら使ってみたいと思います。配送の問題は単純化していえば、ラストワンマイルの配送員をいくら払って確保し、ユーザーからいくら配送料を徴収してユニット経済性をあわせるか、という問題。
セブンの場合は、時給950円で子育てが終わった主婦を確保し、1000円以上の買い物で配送料を200円徴収する形とのこと。これで成立するなら一気に広がるし、経済性や採用数がネックになるならバランスをいじる必要があります「店員がみずから運ぶより配送費は圧倒的に安い」とここまではっきり言っている記事は初めて見るように思います。
コンビニ店員さんを多能工化する発想になりがちですが、逆もあり得るかもしれません。コンビニの店内業務は人手が必要ない方向に行っているので、コンビニ店員としての採用は抑えて、例えば運送業者さんがコンビニの業務を手伝うなんて形になるかも?と思ったりします。