トヨタがグループ再編加速、自動運転車などに「ヒト・モノ・カネ」
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グループの総合力を活かして広範囲に及ぶ次世代イノベーションに取組む姿勢がますます鮮明になってきました。逆に言えば、いまつながっていても活性化していないままなら見直しも起こりうるということです。
この流れはかなり重要な部分です。自動車産業は、従来、内燃機関(エンジン)や駆動系部分含めて経験曲線が相当に効き、「擦り合わせ」が必要な、典型的な垂直統合型産業でしたが、これが、エンジンが電池に替わると、自動車自体がPCと同様なモジュール製品となります。そうなると今度は完成車メーカーそのものでなく、各分野の部品メーカーが優位性をもつ水平分業中心の産業分野となります。(例えばPCでは、PCそのものでなくCPUのインテル)こうなると今後自動車分野で優位になるのは、トヨタそのものでなく、自動運転のエヌビディアや、リチウム電池では、パナソニック、BYDなどが覇権を握るチャンスがあるということになります。
要はトヨタはクルマそのものよりも、
部品メーカーの競争優位性をいかに確保するかという
ステージに移りつつあると言うことです。
引用
そもそも車部品業界では独ボッシュなどのメガサプライヤーが複数部品の一体化を進めているほか、電動化の流れを受けてパナソニックや三菱電機などの電機大手も車載事業の拡大を目指しており、既存部品メーカーとの競争は激しい。現状は一定の事業規模を持つトヨタ系各社も「このままでは新興勢力に負けかねない」(部品メーカー首脳)との認識が広がりつつある。トヨタ系サプライヤーさんの独自性は気になりますね。
今後どういった距離感でやられるのか。
それにしても未だに現在の自動車業界が垂直統合型なんて思われてる方がおられるんですね。ソコにビックリしました。
エンジン自社で作ってない自動車メーカー沢山ありますよ。
PSA各車はBMWエンジンでしょ。
例えばホンダは多くのエンジン開発を外部委託してますし。
世界で最も垂直統合型のクルマ作りしてるのはテスラかと思いますがね。
さらに言えば、昔のパソコンの様に、インテルやIBMがユニバーサル規格(シリアル通信やISA、PCI)作って参入障壁が減ったのは、それらが単に電気信号だったからですよ。
動力、熱、振動などが相互で繋がる(干渉する)自動車とは意味合いが全く違います。
しかも自動車は人間が動かせる数百倍以上の運動エネルギーを持つ、極めて危険な製品です。
この様な製品を扱う企業は、より高い倫理観が不可欠であると思います。半端な会社には無理です。
自動車作りはそんなに簡単ではありません。