米国、対トルコ追加制裁の用意 牧師解放拒否なら
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「米国人牧師の解放」というトルコショックを打開してくれるはずのカードが1枚失われたばかり、そのカードを使っても制裁は解除しないが、使わなかったら制裁を強化するという状況になりました。
トルコリラは戻していますが、根本的解決は遠い印象です。米国人のブランソン牧師は2年前から拘束され、最近は少し待遇が改善され軟禁状態に置かれている。トランプさんは、昨年まではこの問題で騒がず、ここへ来て大騒ぎすしているが、これは中間選挙が近いという現実のためだろう。
中間選挙という観点で見れば、トランプにとっては、ブランソン牧師が解放されれば、米国人を取り戻した強い大統領として絶好のアピールとなるし、解放されなかったとしても、米国人のために強硬に戦う大統領として評価される。どちらにしても、中間選挙にとっては、プラスになる動きであり、本音ではもっと長引かせて、中間選挙一カ月前くらいに解決させる見込みかもしれない。米国人レポーターは、やはり、トランプに何故昨年対処しなかったんですか?と切り込んでほしいものだ。つい最近は、「解放しても鉄鋼関税は解除しない」という発言がありましたね(https://newspicks.com/news/3248635)。穿った見方をすれば、ムニューシン(財務省)が管轄するのは本来型の制裁(北朝鮮関連などでも発動しているもの)であり、鉄鋼などに課されている安全保障理由の232条由来の関税とは別物、ということかもしれません。