トランプ米大統領がドル高評価、「経済は堅調」
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そういえば昨年の2月ごろ、トランプ大統領がマイケル・フリン氏に「ドル高とドル安のどちらが米国経済にとって良いのか」聞いたというニュースが流れたことがありました。ドル安志向だったトランプ大統領も、引き続き好調な経済に自信を得て次第に考え方が変わってきたものか (@@)ウーン
財政と経常収支の双子の赤字を続ける米国が強気でいられる背景に、基軸通貨たるドルの威力があることは間違いなさそうです。今の米国は、外国に米国債と米ドルを買ってもらって資金を国内に還流させる必要がある。FRBが量的緩和の出口政策を進める中では尚更です。そのためには、ドルが徐々に値を上げる状況を維持することが重要で、米国は伝統的に「強いドルは国益にかなう」との立場を採ることが多かった。トランプ大統領がその方向に舵を切ったなら、国益にかなうかどうかは別にして円高を怖れる向きが多い我が国にとっては一つの安心材料ですが、さて・・・ (・。・;まさに言うことが二転三転するトランプらしい一面。しかし、トランプがどう思おうと彼が大好きな保護主義はドル安は親和性が高いものであり、ドル高であり続けることそれ自体は保護主義以外の道を探すことに繋がるかと思います。
その裏で、経常赤字の新興国が大変な目にあってるんですけどね。ただ、そういう時に通貨高になりがちな経常黒字低インフレ国である日本にとってみれば、それなりのドル高のほうが有難いでしょう。