ドンキの圧縮陳列とPOP洪水を生み出した「泥棒市場」
コメント
注目のコメント
2つの視点でドンキホーテの優位性を整理してみる。
▽市場・顧客視点
雑多な商品陳列+手書きのPOPで宝探しのような体験
→ナイトマーケットと表現されていますが、日常と非日常の間のような体験が差別化要素になっている
▽組織視点
各店舗の責任者に仕入れ、陳列、値付け、売り場づくり
※本社の役割は、PB開発やマーケティング全般など、持続的な成長戦略に置かれている
ドンキのインバウンド戦略とその裏側も要チェック。
インバウンド購入客数 前年同期比50%増、ドン・キホーテの決済戦略とインフルエンサー施策 | Agenda note
https://agenda-note.com/retail/detail/id=458いろいろ書いてありますが、POPについて。
POPの良いところは複数あるでしょうが、下記3点がメリットとしては強いと感じています。
①柔らかい雰囲気
→角が少なく柔らかい印象を与える。
②主語が見える
→人は主語が見えた方が安心しやすい。POPの場合、店員さんが主語になる。※『店員イチオシ』などがわかりやすい表現
③自由度が高い
→ロゴや特定の文言など、メーカーより使用規制がかかるものも多い中、手書きであれば「店の判断で店が行ったこと」としてメーカーがNGを出さずに済むことが多く、文字通り、表現内容の自由度が高い。
なお、個人的にはこの③番が1番のメリットだと感じており、「ドンキさん、うまいなぁ」と思うところです。
ちなみに、ドンキの『POP職人』は本当に店舗ごとに存在していて、私自身、以前お世話になったことがありますが、やはり『職人』と呼ぶに相応しい作品を作ってくれました。
絵心ない私からするとほんと、凄い才能だと思います。初めてドンキホーテに行った90年代後半本当に迷路すぎてレジがどこにあるのかわからなかった。
何かを買いにではなくて、
ドンキに行くこと自体が楽しくて、目的化されていた気がします。
ボヤ騒動など乗り越えて、
現在も勢いは衰えないですね!