GDP年1.9%増 4~6月、2期ぶりプラス
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去年のGDPではこんな指摘が。さて今年はどうか?
日本の「名目GDPが過去最大」のウソを暴く、統計粉飾のカラクリ
https://www.google.co.jp/amp/s/www.mag2.com/p/news/345572/amp
『内閣府は2015年度のGDP確報値を発表したが、このときからなぜか新基準を用い31兆円も名目GDPをかさ上げしたのである。』
さらに詳細はこちら
http://blog.monoshirin.com/entry/2017/10/12/184218
『アベノミクス開始以降の年度が異常にかさ上げされているのが一目瞭然である。アベノミクスの開始前とは全く比較にならない。(中略)アベノミクス前だと,「その他」の最高かさ上げ額は2005年度の0.7兆円。他方,アベノミクス開始以後だと下記のとおり。
・2013年度4兆円
・2014年度5.3兆円
・2015年度7.5兆円
桁が違い過ぎる。(中略) 2015年度の名目GDPは「2008SNA対応」で24.1兆円,「その他」で7.5兆円もかさ上げされ,合計で実に31.6兆円のかさ上げ。
他方,改定前に史上最高額だった1997年度は,「2008SNA対応」で16.9兆円,「その他」でマイナス5兆円,合計で11.9兆円のかさ上げ。
同じ基準で改定したはずなのに,かさ上げ額に20兆円も差があるのだ。』
注目のコメント
個人消費を中心に、想定よりもかなり強めな印象です。
まあ、個人消費は10-12月期に寒波や野菜の高騰などでマイナスになった揺り戻しでプラスに転じるとは思いましたが、想定以上に伸びましたね。
確かに雇用者報酬がかなり伸びてますので、少し消費に染み出たのかもしれません。ただ、7-9月期は西日本豪雨の影響や天候要因で食料品価格が上がりそうですので、警戒が必要ですね。
またデフレ脱却という意味では、原油価格の上昇などでGDPデフレーターが2期連続で前期比マイナスですから、デフレ脱却に近づいているとは評価できないでしょう。消費・投資主導で好印象です。
4-6月期の実質GDPは1-3月期比+0.5%増(年率換算+1.9%増)で、家計の消費と民間の設備投資の伸びが牽引している格好です。雇用者報酬が+1.9%増でこれが結構効いていると感じます。
一方、民間住宅投資は4四半期連続でマイナスになり耐久消費財へのマイナスの波及効果が気になります。また、改めて見て見るとデフレータは対前四半期、対前年同四半期ともに横ばいとなっていてなんだかなあ(本当はプラスじゃない?)という気もします(が、エコノミストではないので感想でやめておきます)。「2018年4-6月期・1次速報(2018年8月10日)」(内閣府経済社会総合研究所国民経済計算部、平成30年8月10日)
1. 国内総生産(支出側)及び各需要項目
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_1.pdf
2. 形態別国内家計最終消費支出及び財貨・サービス別の輸出入
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_2.pdf
3. 改定要因
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/note_j.pdf