スルガ銀、不良債権4.6倍 6月末時点 シェアハウス向け融資で
コメント
注目のコメント
昨日発表のスルガの決算、短信は①。決算発表と併せて、何か大きな発表があったわけではなく、延期の「理由」(②)はよく分からない(本当に理由なく立ったら、なんで延期したかも含めて)。
シェアハウス関連については貸倒引当を約80億円追加。シェアハウス問題が顕在化するまでは約200億円だったものが、現在は約870億円になっている。どこまでこれを引き当てるかの議論があったのだろうか。なお、3月末時点でシェアハウス関連融資総額は約2000億円となっている(③)。
それを受けた経常利益は、47億円(前年157億円)。株価は今日は-7%安ほどで時価総額は2000億円を割った。信頼を失ったことで顧客離反をしていくと考えるか、これまで経常利益で550億円、純利益で350億円前後稼いできた。シェアハウスで例えば2000億円×4%スプレッドとすれば、経常利益で80億円、純利益で55億円ほどの減益要因。そこが戻ると考えるか…
①https://www.surugabank.co.jp/surugabank/investors/ir/h31/pdf/h31_1.pdf
②https://newspicks.com/news/3220709
③https://newspicks.com/news/3028450金融庁の指導方針で、企業の事業性を評価することになった。
今までは格付け(安全性が高い企業で、返済確率が高い)だったが、
今後は決算書の内容や担保だけではなく、事業の将来性を評価し赤字会社だとしても融資することになった。
だが、この事業性評価が難しく、評価する体制から新しく構築しなければならない。
スルガ銀行は新しい金融庁の方針に適応することが大変で、おかしな方向に行ったのではないか?