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Southwest Airlines is the largest domestic air carrier in the United States by passengers boarded.
業種
航空輸送
時価総額
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飛行機もいずれ無人運転になるのだと思いますが、頻度高く利用している私にとっては「一人はパイロットがいて欲しいな」と思うのが正直なところです。
無人運転のモノレールはありますが、避難路が確保されている等何かあってもどうにかなる術があります。
最近の講演で聞いた話ですが、医療では人間の医師に見てもらいたいという人とAIに見てもらいたいと思う人の数が丁度半々程度なのだとか。
やっぱり人間に見てもらいたい、でも精度が少しでも上がるならAIもありかも、と一般の人が思い始めたのでしょうか。
http://www.flight.t.u-tokyo.ac.jp/
長期的に見れば,パイロットは2名から1名.そして1名から0名になっていきます.そうなっても問題ないような研究を行っています.間もなく,8月12日.JAL123便,御巣鷹の墜落事故の夏がやってきます.自分が操縦している航空機の状態を把握できないまま,十分に飛行制御できず,悲劇的な最期を迎えました.「もし現在のAIのような最新テクノロジーによるアシストがあったなら,」というのは我々研究者が考えることです.パイロットの経験や能力に関係ないシステム.たとえ想定外の事態が発生しても影響を最小限に抑える.そういった研究を行っているわけです.そしてその実証として,小型無人航空機(ドローン)の研究も行っていますが,これらの延長線上には「パイロットレス航空機」があります.
1名から0名になる間に,0.5名を経ると思われます.すなわち,パイロットが地上にいて遠隔で操縦を行うRPA(Remotely Piloted Aircraft).あるいは,操縦ライセンスを持った者が搭乗しますが,普段はcabin attendantとしての業務を行うなどです.そして,まずは旅客機ではない貨物機で実績を積んで,十分な認識を経たうえでパイロットレスとなるでしょう.
【追記】パイロットレスの世界で,それでも人間パイロットを選ぶ人は,贅沢な好みとして特別料金を払うことになるのでしょう.人が操縦するからといって安全とは限らないのに. そして,人が操縦する航空機とフルオートパイロットの航空機は飛行できる空域を分けることになるのでしょう.
前提として、飛行機は操縦の大部分は自動。着陸についても、機体と空港側の両方が対応していれば、自動で着陸することはできる。
なぜ自動運転が早くから普及したのか。色々な理由はあると思うのだが、根本的には自動車と比較して衝突の危険性が低いのはあると思う。高度含めて自由度が高い。
あとは、大量にデータがあるなかで、その最終判断をパイロットが担う形。データが大量にあるからこそ、情報技術の発展と併せて、何が見るべきデータかを機械が考える部分が増え(何を警告とか情報として出すかの判断)、また人間が明らかに間違えないようにする介入制御(こういう条件のときはこれができないようにといった形)も進化している。
それが進化したことで、1名の操縦士だけで運転でき、もう1名がバックアップ・補佐(実際の操縦や判断、確認、交信)という形に現在はなっている。
それでも人間が最終判断や操縦を担うのはなぜか?
運転が専門性を伴うのと、大量の人数を抱えているからではないかと思っている。大部分の人は運転をしたことがないから、いざというときになにかがあったときには上空でどうしようもなくなる。
911を思い出すまでもないが、飛行機は兵器にもなりうる。ただ、人間が操縦するから兵器になる側面も否定できないと思い、どっちが安全なのかというのは正直わからない。
最終的には、人間も乗っているが、何かがあった時にはパイロットなのか自動運転なのか、地上から優先順位を強制的に変えられるようにする形とかになるのかもしれない。
なかでも、パイロットに求められる判断をAIが学習するための教師データが圧倒的に足りないというのが大きな問題です。
危険な状況に関する実データがあまりに少ないことから、ディープラーニングもうまく動かないように思います。
危険な状況に関する豊富なデータを人工的に生成するためのシミュレーション技術が、役に立つかもしれません。
離陸がなぜダメかというと、万一離陸滑走中にエンジンが不作動となった場合、滑走路の残りの距離を考えて止まるのか、あるいはとりあえず離陸してすぐに引き返すのか、ということを一瞬で判断しなければならないためです。この一瞬の判断はその日その時の状況により正解が変わるものであり、機械的には難しいものとされています。
また実際のパイロットの仕事としては、一人が主にコクピットから外を見て手動ないし自動での飛行機の操縦を行い(Pilot Flying、PFと呼ばれます)、もう一人が主に計器を見て総合的な飛行状況の監視を行い(Pilot Monitoring、PMと呼ばれます)、いざという時には操縦を取って代われる体制となっています。そのほかPMは管制官とのやり取りを行うほか客室乗務員への連絡も行っています。
仮にパイロットを1名にするとしたら、PFに関する仕事はすべて自動で行われなければなりません。飛行そのものは非常時も含めてAIに置き換えることができる、ということであれば、パイロットはAIによる飛行の監視や、その他連絡役といった形で、どちらかといえば「操縦」ではなく、機長としての「監督」としての任務に徹することとなります。
将来の航空交通管制がどうなるかはわかりませんが、仮にそこもAIで行われるとしたら、連絡役としての仕事も減り、機長としての仕事は客室乗務員に移されるのかもしれません。そこまで時代が進めば、パイロットがいない飛行機というのが登場する土台が整うことになるのでしょう。
現状はAIによる完全な自動操縦がまだ大型機で実用化されていませんので、まずは技術的にクリアすること、そしてパイロットが一人となるときの仕事の位置づけをICAOなどで規定化し、各国が同じ基準で審査できるようにするという法的な側面を整備する、という点が必要になるものと思います。
現在の航空業界を見る限り、おそらくこれだけで10年くらいはかかりそうな感じです。ましてやパイロットなし、ともなるとさらに10年は軽くかかりそうです。
http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/autopilot/pdf/02/9.pdf