企業が「自律型人材」を求める本音と建前
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中高年になっていきなり「自律型人材になれ」とセミナーを受けされられても、それまでは「上司に従順」「組織に忠実」を訓練されてきたので、ハシゴを外されるようなもの……。若い人は早いうちから、自分のキャリアは自分のもの、どんな決断も自分でする…と思って頂きたいです。
しつこくてすみませんが昨日そんなことも書きました拙著『仕事2.0」を出版いたしました。www.amazon.co.jp/dp/4344033337こちらもどうぞ、よろしくお願いいたします。団塊ジュニア真っ只中、受験戦争と就職氷河期、失われた20年が人生の半分を占める世代の43歳ですw。
正直20代までに必要とされていた努力やスキルがメルトダウンしつつあるのを感じます。
例えば「受験英語」「体育会系的組織内生き残り術」「35年ローンでなるべく都心に近いところにマイホームを構える」みたいな。
我々が60代、70代になる20年後、日本の人口は1億1千万人ですが、なんとその1/3は65歳以上。
猛烈に高齢者の国となっています。
我々は日本のお荷物そのものとなっている可能性が高い。
老老介護はもちろんのこと、65歳以上でも働き、可能な限り若い世代のお荷物にならないよう今から準備する必要があります。
私が構想しているのは
新しい里山をある程度インフラの整った中山間地域もしくは高度経済成長期に作られた新興住宅街のリノベーションで作り、
65歳以上による自立して回せるコミュニティを創出する事。
基本的には畜産を含む農業や林業、手仕事による商工業を営む事で職能集団として昭和なコミュニティを再現する。
それにより生活コストは下がり、コミュニティに属していれば看取りを含めて「おせっかい」が機能する。
コミューンみたいな話ですが、方向性的にはそうやって「暮らしに役に立つ具体的なモノ」「助け合いの関係性」を作れる力を養わないと
(勝ち組は手を動かさず右から左へ情報を移動させ、金の力で孤高に生きる、みたいな価値観が結構あるので)
徹底的に嫌われ厭われる世代となりそうです。
地域の食農資源を発掘して子育て支援や学生コミュニティを作る活動をしていますが私の裏テーマとして結構真剣に考えています。"50代社員からしたら今の働きが給料に見合わなかろうが、以前の借りを返してもらっているだけというのが本音でしょう。"
会社側の本音もありますが、従業員側の本音もまた芯ついてます。しがみつかれて困る、元が取れてない、この答えのない争いに巻き込まれたくない。だから大企業に嫌気がさして転職する人や新卒時に選ばない人が増えているわけです。
一口に人材の流動化といっても個体がドロドロになるわけではなく個人にも一人一人ドラマがあります。社会構造の変化というのは想像以上に時間がかかりそうです。