ＩＭＦ、ギリシャ経済に暗い見通し－金融支援脱却控え

コメント

注目のコメント

• 永濱 利廣

  第一生命経済研究所 首席エコノミスト

  ・2018年08月01日

  ギリシャといえば、無理やりプライマリーバランスを黒字化させて、景気を悪くした典型的な事例ですね。
• 佐々木 健吾

  ディレクター

  ・2018年08月01日

  ギリシャは金融支援プログラムからの脱却を数週間後に控えていますが、IMFは「リスクは下振れ方向に傾いている」と指摘。
• 辛坊 正記

  (株)ＴＯＡＳＵ特別研究員（経済評論家・コンサルタント）

  ・2018年08月01日

  財政赤字は、国民が倹約して経常収支が黒字、つまり国全体として余裕がある限り将来の税収の先食いで、経常収支が赤字なら政府による過剰な消費で国家として将来に亘る赤字の要因です。「財政・経常収支の不均衡を是正」したことをIMFに褒められるギリシャは後者です。身の丈以上に遣ってしまったのだから、いつかツケが回るのは当たり前。
  経常収支が赤字の状態で財政が信認を失えば、破綻はある日突然やって来る。ギリシャもそうですが、かつてしばしばあったリスケが示しています。経常収支が黒字でも、国民が将来、増税を嫌って暴れれば、国家運営として一種の破綻。アルゼンチンなぞもそうですが、一旦そういう状況に陥ったら立て直すのは容易ではありません。資源に乏しい国は尚更です。IMFにとやかく言われるようになっては堪りません。経常収支が黒字の我が国も、他山の石とすべきところがあるんじゃないのかな・・・　(・。・;