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昨年2月、7月、今年2月に実施された指し値オペは長期金利が許容範囲と見られている0.10%を上回ってからの対応でしたが、今回はこれに達する前の実施になりますので、日銀が一部報道を受けての市場の反応にかなり敏感になっていることの表れなのでしょうね。
朝から注目されていた長期金利の上昇ですが、日銀が指値オペ(スケジュールされている通常の買入とは別に急遽即日で行う買入)を通告したことで、長期金利0.065%に上昇幅を縮小した模様です。
指値オペの水準は、前回同様0.11%です。

①長期金利が0.09%に上昇、2月以来の水準-日銀政策調整巡る観測
https://newspicks.com/news/3191001
前回10年物新発国債金利が0.09%を超えた2月の初め、2月2日に日銀が指し値オペに踏み切って、前年11月以来じわじわ上がり続けていた金利は次第に下げ方向に向かい、3月半ばには0.03%程度まで下がって落ち着きました。このところ日銀の国債の買い入れ額も減っていますし、今回もおそらくコントロールは効くでしょう。
ただ、今回は0.03%~0.04%くらいで殆ど動かない状況が続き、取引が成立しない日も散見される状況の中でいきなり0.09%まで上昇したというのが多少気にならないでもありません。日銀が発行済み国債の4割以上を握り、国債の主な売り手である銀行の保有割合が異次元緩和前の4割以上から2割を下回るところまで落ち込んでいますから。国債市場が薄くなって、ちょっとの刺激で金利が乱高下する可能性の片鱗でなければ良いけれど・・・
政策調整観測くすぶるとのことですが、そもそも7月会合でインフレ率見通しの下方修正とインフレ率が上がりにくい要因分析を出すのに政策調整しますかね。金融機関や債券市場からは政策調整の期待が高いのかもしれませんが、9月には自民党総裁選も控えてますので、政策調整はかなり高いハードルに映ります。
日銀内で、議論があるのは結構なことですが、来週の政策決定会合を控えて、こういう観測気球の上げ方は、拙速でしたね。市場との対話は確かに難しいですが、もう少し考えてやらないと、それこそ「副作用」が大きいです。