日米独の上場大企業の直近5期マクロ財務比較
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注目のコメント
戸田さんのガチの分析、有難うございます!
3か国のCFが興味深い。いずれの国でも償却<投資ではあるが、FCFが米国が圧倒的に出ていること。端的に言えば、それだけ障壁がある事業を構築できていて、財務CFのマイナス(株主還元)もコンスタントに行われており、再投資サイクルを含む長期投資において、圧倒的な強さを見せている。
ちなみに、ドイツ企業において、SPEEDA使って株主資本等合計や純資産を計算してみると、「ドル換算」すると、2013年度がピーク。何かというと、ドルユーロ相場が2013年末は0.72ユーロ/ドルだったのが、2014年末には0.85ユーロ/ドル、2015年末には0.9ユーロ/ドルほどとユーロ安になっていったから。元の記事はそういった計算をしたのだろうか?
とはいえ、戸田さんの記事のようにユーロベースで計算する方が正しいだろう。あと、ドルベースとユーロベースで差異が出てくるということは、グローバルマーケットではあるし大企業は世界中で展開しがちだが、今でもローカル性が一定あることを示唆。だいぶ気合の入った良い記事ですね。
会計知識のない人が全部読むのはつらいかもですが、冒頭の結論の部分だけでも読む価値はありそう。
内部留保についてもっとライトに理解したいならこちらの記事も是非→ https://newspicks.com/news/3180553/
さて、こういうものは数字として根拠を示さず批判だけするのは論外として、数字を示す場合も見せ方次第で印象は変わるので注意は必要です。
何年間で比較すべきか、どこの国と比較すべきか、サンプルで比較することが妥当かなど。
はっきり言って見せる数字を変えればいくらでも印象操作は可能です。
1つの意見を鵜呑みにせず、いろんな論者の主張しながら自分で判断することが大事だなと、思います。ガチで素晴らしいです。ピックありがたいです。
子供が寝てから熟読せねば。
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ファイナンス関係者だけでなく、資源配分の意思決定なさる方は必読です。
前段で日米独のコア30社から各市場のマクロなキャッシュの流れを浮かび上がらせるとともに、後段では、投資家の視点、つまり「企業をマネーメーキングマシンとして見る」為の視点の枠組みが短時間で掴めるように纏まっています。財務の知識がないと時間はかかるかもしれませんが、逆に効率良く財務、投資家視点を学べるのかと思いました。
財務諸表分析(単に比率を比べるだけでなく、その後ろの「何故」まで書かれている)のイメージも掴めます(ブルームバーグではなく、ウェブで取れるモーニングスターを使われているところが、一般的な読み手のことを考えているなと思います)。
先日の日経のトップ記事で「利益の何倍」みたいないい加減な記述があったのとは雲泥の差。