習氏「強国」路線後退=対米悪化で不満拡散か-中国
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注目のコメント
米中貿易戦争に対する中国メディアの論調をずっと追っていますが、今のところほとんどが米国非難です。
しかし、中国にも問題があるのは明らかなので、そろそろ中国側の課題も出てくるはず。
だからそれを習近平政権の路線後退と結びつけるのは、まだ早いと思う。このごろ「メイド・イン・チャイナ2025」はあまり言わなくなったようだ。
「すごいぞ、われの国」(厉害了,我的国)も皮肉の対象となっている。
(利,害了我的国)----日本語ではどう翻訳するかわからないが、むしろ言われている。
ワクチン・スキャンダルなどがこんなに製薬企業、監督する政府機関、法曹界に不信,不満を持っているのは、いままで経験したことはなかった。
とてもアメリカと競合なぞできなくなっている。鄧小平時代は、外交に関して「とう光養晦」路線が敷かれた。爪を隠し、能力を隠す戦略だ。しかし、中国は力をつけ、自信を持ち、習近平は中国の夢という言葉を多用しながら、強国路線に明確な舵を切った。当然、世界一の覇権国の米国とは対立する。今年の北戴河では、強国路線が時期尚早だったのではという議論がされても不思議ではないかな。