iPhone 9の生産はいつから?動向を見通す
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みずほ証券中根シニアアナリストのレポート。毎回濃いレポートが日経でも読める。これだけの情報がタダで読めるのに実際には読んでる人はそんなにいなかったりもする。
液晶モデルについての予測は下記。
(以下本文抜粋)
液晶パネル搭載の新機種(6.06型)については、有機ELパネル搭載機種よりも1カ月遅く、パネルの出荷開始が2018年8月半ばから下旬、完成品の出荷開始が同年8月末から9月半ばと見ている。2018年第3四半期の生産台数予想は300万台から400万台へ上方修正した。パネル供給については、ジャパンディスプレイが先行し、LG Displayがこれに続く見通しである。
液晶パネル搭載機種については従来、量産開始が2018年10月に持ち越されるリスクもあると見ていた。懸念材料としては(1)開発期間が1年あまりとiPhoneとしては異常に短いこと、(2)ノッチ加工や超狭額縁など、有機ELパネル搭載機種の外観設計を液晶パネル搭載機種に援用していること、(3)超小型LEDチップの採用によるバックライトのさらなる薄型化、フィルムタッチなど新規部材の導入、などがあった。ところが、バリューチェーン企業各社の努力もあり、筆者の当初想定よりは少し早めのタイミングで量産を開始できそうとの見通しから、第3四半期の想定数量を若干引き上げた。2019年に発売する新機種のうち少なくとも1機種はトリプルカメラ…3Dセンシングについては、遅くとも2020年発売の新機種にはAR(拡張現実)系のアプリ対応などでリア側にも採用されると見ており、ToF方式が採用される可能性が高い
みずほ中根さんの予想。
新モデルの予想生産量の初速は、3Q・4Q合わせると大体同じくらいのとなっている。2016年から1.3億台前後で横ばい。
あと、意外に1Q・2Qのアセンブリ量が落ちていないのが気になる(2017年約8000万台、2018年約9000万台)。部品在庫はサプライチェーンであったし、早くEOLになっていたような報道もあったと思う。あとは、完成品在庫がどこにどれだけあるのか。