パナソニック、テスラ車向けにキューバ産コバルト使用 米制裁違反の疑い
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米制裁に引っかかっちゃったのか…。
通常こうしたレアメタルではアフリカ、コンゴなどの紛争鉱物(conflict mineral)を使用しないようにしよう、という規制に引っかからないように調達することにはかなり気を遣うようになってきているのだけど…。キューバとなると、また事情が変わってきますね…。
紛争鉱物は電機メーカーなども相当調査には力を入れてはいるものの、調査の実態はサプライヤーの自主性に強く依存している。実際のところ、混ざってしまえば原産地がわからないという部分もありそうだ。
アメリカの指定する制裁対象国としては他には北朝鮮やイランなども該当。
https://www.jetro.go.jp/world/n_america/us/trade_02.html斎藤さんご指摘のように、EVの生産の壁はコバルトの生産量。コバルトの埋蔵量は、全世界で700万㌧と推定されています。
国別埋蔵量は、コンゴ49%、オーストラリア20%、キューバ14%、ザンビア3.9%、ロシア3.6%、ニューカレドニア3.3%とされています。
希少資源なので、このままでは天井になってしまうでしょうね。
パナソニックは、脱コバルトの開発をするといわれていますが、未だ量産ベースにはなっていません。
※車載電池、早晩コバルト使用量ゼロに=パナソニック常務https://jp.reuters.com/article/panasonic-idJPKCN1IV10G気になる報道。下記の書き方だと、制裁の対象に入っているかの確認がされていなかったのだろうか?
にしてもSherrittが、元々Freeportが持っていて革命で没収された権益を現在は保有しているというのも興味深い。
『パナソニックは現在、米国の関係当局に、キューバ産の輸入禁止条項の法的解釈で適用の対象となるかについて照会中だが、「念のため、カナダの調達先との取引中止を決定した」(広報担当者)という。』