ティックトックがインドネシアで配信停止に
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先月ジャカルタでちょうどこの話題が上りました。もう禁止の噂は前からあったとの事。
理由は総じて、文化的、宗教的にコンサバな国においては、そうでない国の人とのOK/NGラインが違うという事。露出がどうのという単純な問題ではない。
こういう事案を経て少しずつ、文化・風習もグローバライズしていく。例えば前はヒジャブ（ムスリム女性が頭に巻くもの）を常用していた知り合いの女性が付けなくなったのを散見する。あるいは中東で女性が運転できないとかサッカー観戦NGとか、いやそれらが改善されたとか報道が続く。
男女差は今のご時世だし、と思うが、なんでもかんでも制約をとっぱらってしまう米国的な価値観には、そこはかとない不安を感じる。その意味でインドネシアでいったんこの手のサービスが止まるのは、変な言い方だが安心しなくもない。小学生を持っている親たちと会って、Tik Tokの話が出てくると、ほとんど否定的な意見を持っている。
まだ文字をあまり読めない小学生が毎日Tik Tokの画像を見ると、勉強はほったらかしてしまう子が多いそうだ。
宗教の話となると、より複雑になる。
短い動画を見てみたい気持ちはなくはないが、Tik Tokホリックとなると、やはり問題だ。YouTubeをはじめ、様々な動画プラットフォームが直面した問題にTik Tokも手を焼いているという印象です。本稿には死体が映った動画が配信停止の原因であったと書かれていますが、下記記事には性的表現と宗教冒涜の懸念が原因であったとも書かれています。小さい頃から動画に馴れ親しむことは全く問題ないと思うのですが、最低限やってはいけない「NG」行為であったり、動画をアップロードすることのリスクも併せて伝えた方がいいかもしれませんね。YouTubeに転載されてネタにされてしまっているTik Tokの動画は数え切れないくらいありますし。でも、もしかしからそれも嫌じゃないというのが動画・スマホネイティブ世代の価値観なのかもしれませんし、一概にどうこう言えるわけじゃないというのも分かります。
・インドネシア、動画アプリ「Tik Tok」を禁止：性的表現と宗教冒涜を懸念
https://news.yahoo.co.jp/byline/satohitoshi/20180711-00089017/
