あらゆる物のインターネット化を可能にする貼れる/剥がせる薄膜状電子回路
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注目のコメント
以前もペンで描ける回路とかプリンターで印刷できる回路とかもありましたが、こういう風にハイテクがローテク的に使われるようになると、IoT分野に確変が起きそうです。
元の論文はPNASにて・・・http://www.pnas.org/content/early/2018/07/11/1806640115
貼れる/剥がせるという形でとりあげられていますが、Wafer-Recycable とか Environmental Friendly, Scalableといった部分が原文だとFeatureされていますね。
薄膜ナノエレクトロニクスのウェーハからの転写印刷は、化学的エッチングを必要とし、欠陥による歩留りなどが問題になっています。
今回は界面剥離を室温の水環境下で制御可能なクラッキング現象によって行っていることがポイントみたい。 実験やシミュレーションによりスケーラビリティや再現性についてこれらの転写プロセスの基礎について議論されています。
上手く低コストでスケールできれば、本記事の様に切り出して様々な場所に設置できるようになるので、数がでる用途のIoT系のプロダクトには利点がありそうですね。一方でウエハを使うので個人用とはきつそう・・・
PEやナノインプリントの専門家がどうとらえるのか興味深いのでコメント期待待ち。面白い。こういうのでどんどん全てが繋がる世界が実現していく。
ところで、電力はどうやって供給するんやろ?これで電源が必要とかになるとあんまり意味ない。別な発表で電波から電力を供給する技術があったけど、あれと組み合わせられるかな?