マイクロソフトはなぜスマホ時代の敗者となったのか、元アスキー西和彦が語る
ダイヤモンド・オンライン
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スマホにWindowsのフル機能を載せなかったのが失敗だと西氏は言う。WindowsのUIは明らかにスマホには適さない。スマホではないが、PDAと言われたデバイス向けにマイクロソフトはPocket PCという製品を出していた。これはWindows CEという携帯や組み込み向けのOSをベースにしたものだ。UIはWindowsのそれに習っていたが、とても使いにくかった。マルチウィンドウでメニューベースのUIは携帯デバイスには適さない。Windowsアプリをスマホでも動作させることはWindowsの開発者エコシステムをスマホにも取り込むことに貢献するが、UIについてはスマホ用のものが必要だった。
Intelがマイクロソフトの成功を邪魔したというのはありうる。Surface RTという黒歴史があるが、廉価版のWindowsにはIntel以外のプロセッサが良かった。
細かい点では参道できない部分もあるが、概ね西氏の言っていることには同意する。話はずれるが、もし西氏が90年以降も活躍できていたなら、日本のIT業界も変わっていただろう。マイクロソフトが敗者とは思えないが。自社OSに拘らず、iOS、androidそしてlinuxのそれぞれで高いクオリティのアプリを開発し、いまだ影響力を落とさずwindowsも維持し続けているのは尊敬に値する。スマホの表舞台からは去ったが、windows ce時代から築いてきたモバイルに関する数々の特許は、流通しているスマホの中で今も生き続けている。スマホという表面で判断する西氏のこの言葉は失望だな。