米利回り曲線平坦化、追加利上げの理由ないこと示す=連銀総裁
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今のFedの中では個人的にカシュカリの論陣が最も腑に落ちます。未曽有の緩和を経てタームプレミアムが著しく消滅している中、依然よりもフラット化しやすくなっているという論陣(含むイエレン)もありますが、そもそも経済が加速すると見られていればフラット化はないわけで、今は慎重になる時だと思います。
もともとハト派(利上げに消極的)なカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁は、積極的な利上げに正当性がない理由として、イールドカーブのフラット化を挙げています。
前回のFOMCの議事要旨において、イールドカーブのフラット化や中立金利について、多くの議論がなされた模様でしたが、カシュカリ総裁は、両者の因果関係について、踏み込んで発言しています。【利回り曲線(イールドカーブ)】
短期利回りと長期利回りの差が小さくなると
イールドカーブが平らになりフラット化します。
フラット化すると景気の転換期とされています。
過去、リーマンショックやバブル崩壊前にも
フラット化が起きていました。
暴落の兆候としても使用されています。
・右上がりの曲線=順イールドカーブ(短期<長期)
・右下がりの曲線=逆イールドカーブ(短期>長期)
・平らな線=フラット化(短期=長期)