日銀法の“呪縛”!? 新副総裁の若田部昌澄氏が持論の「追加緩和」主張を封印:イザ!
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「若田部氏が「金融政策決定会合で追加の金融緩和を求める」との噂もささやかれたが、4、6月の会合では「持論を封印」(関係者)し、現行政策を維持する議長案に賛成した。リフレ派の旗を降ろしたのか-。「国債購入量のペースを年90兆円に増やすべきだ」」
「28年2月には、銀行が日銀に預けるお金の一部に事実上の手数料(0.1%)を課す日本初の「マイナス金利」政策を導入…強力な金融緩和を継続する意思表示だった」
本当に単なる「意思表示」なら上手くはいかないでしょう。
「昨年7月にリフレ派の片岡剛士(ごうし)氏(元三菱UFJリサーチ&コンサルティング上席主任研究員)が審議委員に就任…片岡氏は就任以来、現行政策の維持に反対票を投じ、追加緩和の必要性まで唱えている」
「学者と副総裁の立場は異なる。若田部氏は3月下旬の就任記者会見で、スタンス変更の可能性を問われ、「これまで学者として積極的な金融緩和を唱えてきたのは事実。ただ、これからは副総裁として日銀内部に入っていく。副総裁になったことのみで意見を変えることはないが、新しいデータや情報、他の委員との議論などを踏まえて、知識・判断をアップデートする」と含みを持たせていた」
学者と副総裁ではどう立場が違うのか?副総裁は忖度もするのか?そんなに学者が副総裁になると「新しいデータや情報、他の委員との議論などを踏まえて、知識・判断をアップデートする」結果、意見が変わるのかどうもよくわからない。基づく理論はそれで変わらないだろうに。
「同法22条には、「副総裁は(執行部の一員として)総裁を補佐する」と定められており、独断の行動が取りづらい」
補佐の意味は幅広い。一票が与えられている限りそれはそれ。
「議長案に反対すれば、「反執行部とみなされて実動部隊が動かなくなり、さまざまな情報を入手できなくなる」(日銀関係者)というデメリットもある」「若田部氏と同じ学者出身で、「量」にこだわってきた岩田規久男前副総裁も「金利」中心の金融緩和への変更に反対せず、日銀が2%目標の達成時期を先送りしても追加緩和を求めなかった」
両副総裁とも日銀に批判的な本まで書いています。批判は日銀というより、金融政策委員会に限定されていたとしても、自分達が委員会に入って自論を引っ込めるなら、どんな理由であれ、それまでの批判を謝罪するなり申し訳した方がいい。