ファーストリテ、9―5月期は32%増益 海外寄与・中国事業に自信
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売上で見ると前年比2261億円プラスのうち、1545億円が海外ユニクロです。第3Q累計でその海外は売上7160億円の営業利益1124億円(15.7%)。売上は国内ユニクロを超し、営業利益も間もなく超しそうな状況です。地域別だと中国・韓国などアジア圏は好調ですので、北米のテコ入れも楽しみなところです。
ファーストリテイリングの2018年8月期Q3(2017年9月-2018年5月)の決算はGUがパッとしないことをのぞいて文句ない決算だったと思います。
国内ユニクロは2-5月期に売上収益が対前年同期比+6%増、営業利益が同+31%増の313億円になりました。いま国内でこれだけのいきおいで増収増益を達成できていることがまず素晴らしいのですが、海外ユニクロ事業は売上収益が同+24%増、営業利益が同+64%増の316億円となりグレーターチャイナを中心にアジアで大きく伸びています。
この結果、この3ヶ月間で営業利益額、営業利益率のいずれも海外ユニクロ事業が国内ユニクロを上回ったことが注目だと思います。
足元国内はやや厳しいようですが、Q3累計で通期計画の利益額を達成しているため6-8月期でよほどの赤字にならない限り通期計画の確度は高いという印象です。
良品計画で話題となった足元の中国事業の状況、およびデジタル化の進展についてもう少し情報が出てくるのを待ちましょう。