ルイ・ヴィトンが史上初の「アフリカ系デザイナー」を大抜擢した理由
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注目のコメント
ヴァージルが選ばれた時に感じたことは「ルイ・ヴィトンは急成長している高価格帯スニーカーのマーケットを本気で取りに来たのだろう」という事でした。それをやるにはヴァージルは適任です。
記事中の数々のネガティブな言葉は理解できるし、ヴァージルのリスクを10個あげるなんて、ライターでなくてもファッション業界の人間なら誰でもできます。書く必要すらない。
ただ、ボクはヴァージルとカニエがランウェイで抱き合って号泣した瞬間に「ああ、この人は絶対に“勝つ”人間だ」と確信しました。
ラグジュアリーブランドの、ましてファーストコレクションのランウェイで、自分の感情とヒストリーとブレインを一枚の写真でメディアに切り取らせるなんて、誰ができますか?
現に号泣するヴァージル、それを讃えるカニエ、見守る村上隆のスリーショットは一瞬にしてインスタグラムを埋め尽くしました。Over 1M Followersのセレブリティがこぞってこの物語を拡散しています。コレクションのストリーミングがキャプチャされた回数で言えば間違いなく過去最高でしょう。
こんなに垂直で立ち上げたクリエイティブディレクターも、こんなに一瞬にして世界を味方につけたニューカマーも過去にいないんじゃないかな。ボクは彼が成功すると確信しています。「ラグジュアリー」は、汚さず綺麗に大切に衣類やアクセサリーを扱い、それに相応しいTPOで楽しむイメージである。一方「ストリート」は、タフで機能的、斬新なイメージで、高級感は重視されてこなかった。相反する両者の「良いとこ取り」は、大きな市場を生み出し、これからのブランドビジネスを大きく変えるかもしれない。
相反するから余計にお互いが際立つ相乗効果が生まれてくるんですね。
ラグジュアリーブランドであるルイ・ヴィトンの大胆に革新を求める姿勢がすごい。日本の大手企業でここまでチャレンジングなことはできないのではないかと思いつつ、ただ、デザイナーは常に革新が求められるからこそ、当然のことなのかなと思う部分もあるし裏では想像出来ない程の精緻な計算が働いてるんでしょうね。