デンソーや日立などが手術の「見える化」実現、熟練医の技術共有
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デンソーが手術室内の様々な機器のデータをリアルタイムで時系列を整理して記録するミドルウェアを開発し、MRIを作る日立が手術室の機器をパッケージ化して販売しようというもののようです。これによって手術室内外でリアルテイムでリスク管理が容易になることや、ビッグデータの知見を反映させることができるようです。
https://www.denso.com/jp/ja/news/news-releases/2018/20180709-01/
参画企業は次の通りです。
(株)デンソー、日本光電工業(株)、ミズホ(株)、パイオニア(株)、キヤノンメディカルシステムズ(株)、(株)日立製作所、(株)セントラルユニ、グリーンホスピタルサプライ(株)、エア・ウォーター(株)、エア・ウォーター防災(株)、SOLIZE(株)あくまで他のメーカーの医療機器を接続、連携させるもので、表題で謳われている「熟練医の技術共有」ができるものではありません。
ただ、多くの機器から得られるデータを一元的に収集できる、という点では、大きな最初の一歩であることは間違いありません。
今後、麻酔の機械、メス、鉗子、カメラを含めた内視鏡の機器たちから多くのデータが得られ、いずれは「熟練医の技術共有」のみならず、AIが手術をするようになる日が来ることでしょう。医療現場というのは命を預かる最前線。医療用ロボットなど、最先端の技術が投入されているが、機器の連携はできていなかった。連携ができればデータの集約も可能となり、他領域で行われているデータを活用ができる。それこそAIの出番でもある。この機会に相互接続のための仕様を作り、普及させて欲しい。