JDI:液晶パネル「後工程」を本格化 鳥取工場で増産方針 /鳥取
毎日新聞
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記事にも記載があるが、液晶パネル製造では大きく分けて2つの工程に分かれる。
・前工程:ガラス基板にTFT層を形成した後に液晶を滴下して挟み込み、液晶セルを作る
・後工程:セルにドライバICやCOF、FPCやバックライトを取り付けたり、タッチパネルやトップカバーガラスを貼り合わせる
液晶ディスプレイメーカーは後工程は人件費がかかる人海戦術的側面もあることから10年以上前にこぞって蘇州や中国シンセンや東莞に進出して後工程工場を立ち上げた過去がある。最近はベトナムなど東南アジアに進出して人件費を切り下げている。日本で後工程をやるメリットというと、恐らく人件費ではない部分が何か関係していると考えるべきだろう。コスト面では間違いなく不利であったとしても取り組むということは車載顧客、大手OEMやTier1がそういった要求をしてきている、と考えるのが筋なのだろう。品質管理・保証面では確かにより統制が効くようにも思うが、顧客側がコストアップをどれだけ容認できるのだろうか。