私が大学で「ナチスを体験する」授業を続ける理由
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フランスの授業で同じことを勉強しました。
ほとんどの実験/体験は流石に禁止されていましたが、ようするに「お前らは偉そうに『俺だったらやらん』と言ってんだけど当時のナチスと変わらないよ、みんな頭が弱くて洗脳されやすく、お前らみんな操作されているよ」を体験させるためにやりました。
結構衝撃的な授業でした。
本記事にでているドイツ映画「THE WAVE」の他に、ミルグラム実験(^1)についてと、Le jeu de la mort(フランス研究者によるミルグラム実験のモダーン実験)(^2) をおすすめします。
また、他の心理学実験として、スタンフォード監獄実験に基づいた映画 es「エス」(^3)も衝撃的です。
授業のおかげで、僕は新入社員の合宿研修(完全洗脳目的)と怪しい宗教の勧誘などにメンタルが強くなったと思います。
ぶっちゃけ、この『ファシズムの体験学習』は全国で行われてほしいです。
上下関係が厳しい日本では特に大切です。
(^1) https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E5%AE%9F%E9%A8%93
(^2) https://en.m.wikipedia.org/wiki/Le_Jeu_de_la_Mort
(^3) https://ja.m.wikipedia.org/wiki/Es_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
【追加】
オウム真理教がニュースに報じているこの頃、この授業の記事はタイムリです。一読の価値ある記事です。
『独裁体制の支持者など、権威に服従する人びとは一見従属的な立場に置かれているように見えるが、実は上からの命令に従うことで自分の欲求を充足できる治外法権的な自由を享受しており、主観的にはある種の解放感を味わっている可能性が高い。』すごい授業だな。よく挑戦したなという感想。
こうして一種、仮洗脳されてしまった生徒たちは、元に戻れるのかな?そうしたプログラムはどうなっているのか関心がある。
でもよくよく思い出してみたら、90年代くらいまで上場企業の新入社員研修とかこんな感じでやるというマニュアルがあった。