新着Pick
243Picks
シェアする
pick
Pick に失敗しました

人気 Picker
「業界の慣行を破る新手法」という部分ですが、「ロボットによる部品溶接の時間を短縮する方法を模索しているとありますが、どこでもやっていると思います。「ロボットアームの動きは遅く、座席の固定と配線のためのボルトの締め付けもむらがあった」とありますが、だから自動車業界ではカイゼンが生まれ、これまで努力が積み重ねられてきたのです。作業者がボルトを締めるように改善したという事例を、日本の工場でQCサークルを経験した人に紹介したら、普通じゃん、と言われることでしょう。

「工場に泊まり込んで奮闘」という部分ですが、量産開始前に徹夜で工程を作り込むことは珍しくありませんし、不具合が発生したらラインをストップし、翌朝までに原因を解明し、暫定対策と恒久対策を立案して即実行に移すのは一般的です。なので、テスラだけがやっていることではなく、ものづくりに真剣に取り組んでいる人は行なっている行為だと思います。

「生産ラインが実験室に」という部分ですが、「頭部が平らなボルトのかわりに、リードインと呼ばれる先細のボルトを使う」という改善事例がありますが、作業者の努力は素晴らしいのですが、これも長くカイゼンという中で行われてきた行為です。生産ラインを実験室にしていいのは量産試作まで、と認識しており、量産中に実験して欲しくないなと思うのは私だけでしょうか。

リスクを恐れないアプローチとありますが、自動車の要件として求められることはなんでしょうか。革新性は安全を上回るのでしょうか。確かに、そのような人はテスラを購入すれば良いかもしれませんが、安全なカーライフを享受したい人からすると、リスクを侵して製造プロセスを変更され、工程能力指数が低下し、故障モードに変化がある中で作られた車は効用が満たされないと思います。さらに、単独事故も不幸ではありますが、社会の多くの人々も巻き込む事故になったときには、どのようになるのか懸念されます。

自動車の量産に歴史が浅いことを真摯に受け止め、地道なカイゼンを続け、自社の生産能力に適した生産目標とし、納期遵守と品質確保に専念するべきではないでしょうか。革新性を思わせるマーケティング手法は上手ですが、量産活動においては他社から学ぶべき点が多いように思います。
スピードの不経済の典型例。いわゆる「スピード感」をもってことに当たるほど実際のスピードが落ちている。この辺が自動車のような複雑な有形物のオペレーションの難しいところ。マスクが臨機応変かつ迅速に意思決定しても現場が追いつかない。ことオペレーションに関して、テスラはトヨタどころか下手をするとGMより遅い。今後テスラがどのように問題解決をするか、非常に興味深い。
テスラの製造工程に関するかなり詳しい報道。

要するにテスラは、自動車業界のロボティクス化のスピードを早める活動を一人でやってきた、がそれに失敗し人力に逆戻りしたのがいま。大胆にロボティクス化したものの、歩留まりが悪くカイゼンをやる際にプログラムの組み直しからチューニングまで、かえって人力より時間がかかることがやっていくうちに判明した、と。

これだけみると「それ見たことか」となる、実際はOEM各社が何年もど真剣にロボティクス化に取り組んできたのに、イーロンマスクだけが神様みたいに出来るわけないだろう、という批判になりがち。

量産の最低限のマイルストーンは達成したものの、今後の安定供給体制の確立をもってしか上記の批判の声は打ち消せないでしょう。
手頃な価格帯のEV「モデル3」の生産が予定より遅れていたり、工場で事故が起きたりするなどトラブル続きだったテスラですが、6月末には週5,000台の生産目標を達成しました。問題は、このペースを恒常的に続けられるか。
記事は目標達成が発表される前に書かれたものですが、自動車生産の常識を大胆に破るイーロン・マスクCEOの取り組みの舞台裏に迫る、ニューヨークタイムズ渾身のレポートです。
ロボットによる自動化でモデル3を大量生産するはずだったのが、ここ数ヶ月で人員を大量に動員することに急転換し、何とか6月末に週5,000台の製造にこぎ着けた事がよく分かる。持続性に疑問を持たれているためか、目標達成後も株価は軟調
常識は、良い方向に変えて欲しい。今あるすべてが正しいとは思わないが、自動車において安全性の重要性は言うまでもないし、労働環境も製造業においては重要。変えるべき常識もあれば、守っていくべき常識もある。
なぜテスラはゼロから組み立てを自前で作るのかずっと疑問だったのですが、この記事を見る限りはロボティクスによる製造技術の改善を信じていたからなんですね。

だとすると、判断を間違えた事が発覚している以上、誰かと組むなり工場を買収するなりの方法をとるのが戦略的には正しそうな気がします。
んー 

内容はさておき、こういう記事が、寒い日も暑い日も、雨の日も雪の日も、毎日十数年当たり前に使っている、大切な命を預かる金属のハコに、技術者の英知がどれ程注ぎ込まれているのかを、一般の方々が想像なさるキッカケになってくれたら、と切にオモイマス
イノベーションが成功する、新しい当たり前ができる、そのプロセスにおいて苦難はつきもの。成功するか否かはイーロンが掲げるビジョンが現場の従業員までも行き届いており、チームが一眼となり夢の実現に希望を持ち前進し続けているかという点。
そして数年後には当たり前になっているのでしょう。
この連載について
世界のクオリティメディアの記事をNewsPicks編集部が厳選し配信します。

業績

時価総額
4.98 兆円

業績