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米国は、オバマ大統領の時代を経て、現代にいたるまで、大きな反グローバリズムの潮流の中にあります。米国の外で起こっていることには介入せず、米国内の問題(トランプ大統領は特に経済の回復)に集中するということです。
そうなると、トランプ大統領が北朝鮮の非核化に熱心なのは、核兵器の不拡散を掲げて国際社会の問題に取り組んでいるかの印象を与え、矛盾しているように見えます。しかし、トランプ大統領の思惑は、もう少し別のところにあるかも知れません。
朝鮮戦争の終結です。朝鮮戦争が終結すれば、在韓米軍の存在意義はなくなります。トランプ大統領としては、在韓米軍を撤退させ、朝鮮半島の問題に巻き込まれないようにすることを考えているように思われます。
このように見ると、トランプ大統領が北朝鮮の非核化に取り組むのは、米国の外で起きていることに介入しない、という方針に一致するのです。北朝鮮が一切非核化を進めていないにもかかわらず、トランプ大統領が「交渉は順調」というのは、米国に対する核の脅威を取り除き、朝鮮戦争さえ終結させれば良いと考えているからかもしれません。
在韓米軍は、現在でも朝鮮戦争のために存在する部隊です。ですから、指揮官は最高位の大将で、ワシントンDC(国防総省)から直接指揮を受けることになっているのです。
万が一、在韓米軍が無くなると、米国から見た対中対ロの最前線は、日本になります。トランプ大統領が、在日米軍を増強するのか、日本により大きな努力を求めるのか、在韓米軍が撤退もしていない現段階で正確に知ることはできません。
しかし、日本は、軍事的に最前線に立たされることの意味をよく考える必要があるのではないでしょうか?もし、トランプ大統領が本当に同盟国を尊重せず、日本により大きな防衛努力と地域の安定のための作戦行動を求めるとしたら、日本は米国の拡大抑止に疑問を持つようになるかも知れません。
この話は、日本の核武装論にまで拡大する話です。すでに中国などは、日本が核武装する可能性を考えています。日本周辺の安全保障環境は、まさにそのような状態なのです。もちろん、日本は簡単に核武装して良いとは思いません。
しかし、日本では、あまりに安全保障に関する議論がなされていないように思います。大学でも、安全保障は毛嫌いされがちです。しかし、安全保障や軍事を理解しなければ、非核化や軍縮の話もできないのです。
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