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ECBは来年夏までは、現在の金利(マイナス金利)を当面維持するとの決定をしました(唐鎌さんのこの記事に詳しいです①)。
低金利の弊害、副作用が何か、というのはさまざまな議論があります。現在、日本国債市場でも言われているように、市場機能面では、低金利によって業者や投資家が少なくなることで、市場が機能しなくなるリスク。また、リバーサルレートのように、銀行収益を圧迫し、金融仲介機能を損なうリスク。さらには、グリーンスパンがリーマンショックの遠因と今では批判されるように、過度なリスクテークを生むリスクがあります(これが一番インパクト大きい可能性)。オンゴーイングで副作用を見極めるのは本当に難しいですので、日欧ともに舵取りは大変です。

因みに欧州はゼロ金利解除ではなく、マイナス金利です。「ゼロ金利解除のトラウマ」というと日銀の2000年代の政策を思い出します(英語は利上げになっているのであえてそう書いているとしか思えませんが・・・)

①欧州中央銀行の6月発表で本当に重要なのは量的緩和打ち切りではない
https://newspicks.com/news/3113278
Amanoさんのコメントと併せて。
10年前以上に難しいと思う。少なくとも10年前はインフレ対策だったが、金利水準としては一定高く、下げられるオプションをふんだんに持っていた。
今はそもそもマイナス金利。金融政策の正常化というのも分からなくもないが、かといってオーバーキルになってしまったら本末転倒。
本当にかじ取りは大変。