日経平均は3日ぶり小反発、EU移民問題合意後の円安が支え
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日経平均株価は34円高で3日振りの反発となっています。
米国株NYダウが98ドル高と反発した事を受け、今朝の東京市場も40円余り高く始まりました。
ただ米中貿易摩擦の行方や連日弱い人民元、上海株安への懸念もあって、すぐに軟化し前場の内に120円余り値下がりする場面もありました。
遅れて開いた香港株が続伸し上海株も5日振り反発、上げ幅を広げたのを確認してから、後場に朝高の水準まで切り返しました。
110円後半の円安や、日銀のETF買い期待、また配当還流で6月末は高くなりがちというアノマリーも支えとなって、買い戻されたようです。
ただ最後はまた伸び悩んで、小高く引けています。
週を通せば212円安と続落です。
米中軋轢とチャイナリスク、米のイラン産原油の輸入停止要求で原油高、続いて米ハイテク企業への投資制限などから神経質な展開でした。
来週は7月入り、日銀短観から米独立記念日、米雇用統計などがありますが、追加制裁関税の発動期限7/6も迫り、米中のせめぎ合いが最大の焦点で、世界経済の先行き不透明感が薄れるかどうかに掛っていそうです。日経平均株価は3営業日ぶり反発、TOPIXは2営業日ぶり反発。東証1部騰落銘柄数は値上がり1,167/値下がり829と買い優勢。業種別では上昇22業種/下落11業種。医薬品、繊維製品、非鉄金属、輸送用機器、食料品が高く、石油石炭製品、パルプ・紙、陸運業、海運業、倉庫運輸関連が安い。東証1部売買高は12.8億株。東証1部売買代金は2.2兆円と4営業日連続で2兆円超。
為替、ドル円は朝方から午前半ばまでは110.3-110.5円のレンジでもみ合ったが、その後は円が売られ、12:00に110.78円。以降は110.6-110.7円の小幅なレンジでもみ合い。
日経平均は寄り付き22,314.47円、前日比+44.08円。前場寄り直後に日中高値22,332.82円(9:06)。その後は下落、マイナス圏となり、さらに下げ幅を拡大。前場中頃に日中安値22,145.48円(10:58)。前場引けまでは下げ幅を縮小、22,200円付近。後場に入ると、寄り付きから上昇。以降は大引けにかけて前日終値(22,270.39円)を挟んで概ね22,260-22,300円のレンジでもみ合い。終値は22,304.51円、前日比+34.12円。日経平均+0.15%、TOPIX+0.23%、マザーズ+2.14%、REIT+0.19%。
今日で暦年での上期は終わり。というわけで、各種指数の昨年12月末からのリターン。全体としては新興市場の下落が大きく(というか少し落ち着き)、REITに資金シフト。2月頭に大きく下落したが、通してみると、微減で終わったという感じ。
以下、6か月、3か月、1か月のリターン。
日経平均:-2.02%、+3.96%、+0.46%
TOPIX:-4.77%、+0.85%、-0.95%
マザーズ:-11.50%、-9.61%、-3.96%
REIT:+5.92%、+4.30%、+1.57%
(S&P500:+0.97%、+2.17%、-2.17%)