【解説】金融危機の予兆? ウォール街が注視するイールドカーブ
NewsPicks編集部
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金融市場では2週、3週遅れの話題ですが、過去カーブのフラット化は高確率で不況を予測してきた訳で、これは地区連銀総裁講演にも昨年下期以来、繰り返し登場しています。
もちろん、かつてイエレンがそう述べたように、未曽有の金融緩和でタームプレミアムが消失している中、従前よりもカーブが潰れやすい状況があるというのも確かにそうなのでしょうが、少なくとも「米経済の加速・過熱」が想定されていればフラット化はしません。それは明らかです。ということは市場予想として何を置くかはあまり難しい話ではないように思います(いつ、どのような深度か、はさておき)。トランプ関税や米中貿易摩擦、原油価格といった火ダネはありつつ、世界経済全体は安定しているように見えますが、最近金融業界注目されているのがイールドカーブ。これが「フラット化」すると景気後退局面に向かうとされています。
小難しい金融用語に聞こえますが、丁寧に解説しているNYTの記事ですのでぜひご一読を。
余談ですが、ほぼ10年おきに経済危機が起きるという「経験則」も指摘されます。87年のブラックマンデー、97年のアジア通貨危機、07年〜08年のサブプライムローン危機→リーマンショックなど。サブプライム危機から10年だった昨年は結局危機は起きませんでしたが、リーマンショックから10年の今年はどうか。イールドカーブについての丁寧な記事。ついつい10年債ばかりみがちだけど、相場の雰囲気を知るのにイールドカーブも。まあ、もう3%超えて来ないところに、株高でも米国経済の今後を憂いている投資家も多いと思うところもあるけど