有言実行、ソニーの4032ppi有機ELマイクロディスプレー
日経 xTECH(クロステック)
62Picks
コメント
注目のコメント
中国のディスプレイメーカーである最大手のBOEは5000ppiを超えるマイクロディスプレイをSID display week2018で一般展示していた。
ソニーはそれに迫るディスプレイをポスター展示し、しかも発売まで行う。
BOEはまだ開発品であり、その意味でソニーの方が先んじている。
この超高解像度のシリコンディスプレイはデジタルカメラのEVF向けやAR機器向けと思われるが、今後もこのシリコン基板の有機ELディスプレイは目が離せない。
シリコンディスプレイはTFTをシリコン基板上に半導体プロセスで作るので事実上の半導体であり、マスクを数多く重ねられるため、ガラスやポリイミド基板に比べても高精細な映像を実現できる。大型化は難しいだろうが、0.3-1.0インチクラスのマイクロサイズディスプレイであれば超高解像度を実現出来るだろう。VR用途では、レンズでディスプレイの画像を拡大するため、画素が見えてしまい没入感に欠けるという欠点があった。現在は有機ELディスプレイがVR機器における世の中の主流だが、400-800ppi程度が現在の最高解像度だ。これに対してシリコンディスプレイであれば、4000ppiすら可能になる。
ソニー、エプソン、などが日本でシリコン有機ELディスプレイを量産している。