金鍾泌元韓国首相が死去＝日韓正常化尽力した知日派

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• 武貞 秀士

  拓殖大学大学院 客員教授

  ・2018年06月25日

  金鍾泌元首相が亡くなられた。韓国では毀誉褒貶相半ばしてきたが、立派な政治家だった。日韓関係の難しさを知っていて、腹芸ができて、韓国の国益を踏まえつつ、日本の立場も理解していた政治家は、もう韓国には登場しないのかもしれない。1970年代から韓国のことを勉強してきて思うことは、このような政治家がいまこそ必要だと思う。日本にもそのような人材が乏しくなってしまった。矢次一夫、岸信介、大平正芳・・・。日韓関係が破綻しないように水面下で努力して協定や交渉をまとめた先達の仕事に学びたい。