習氏、米朝首脳会談を評価
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習近平国家主席が6月19日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談で、朝鮮半島の非核化と平和体制の構築を巡り前向きな成果が得られたとして米朝首脳会談を「高く評価する」と述べた。
国家主席が中国の本音を語ったもの。6月12日、シンガポールでトランプ大統領は北朝鮮の非核化はすぐには実現できないことを理解した。そして、北朝鮮が少しずつ非核化の措置を講じることと並行して、米国が安全上の保証措置を小出しにしてゆくことを決めた。「security guarantees を朝鮮民主主義人民共和国に約束した」と共同声明にあるのは、軍事分野での様々な緊張緩和措置を段階的に講じることを約束したという意味だ。それは、中国と北朝鮮が言うところの「段階的、相互主義に基づいた非核化」というプロセスそのもの。つまり、中国、北朝鮮、米国、ロシア、韓国が考える非核化のこれからのロードマップには大きな違いがなくなりつつある。
