コロンビア大統領選、和平合意見直しの右派ドゥケ氏が勝利
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この和平合意の見直しは国民の人気を得るためには不可避な公約だったんでしょうが、実際に進めて行くには結構な困難を伴うでしょうね。
とはいえ財政状況が良くない中で必要なアクションの一つではある。
経済的に混乱鳴く回復基調に戻せるか、新政権に期待したい。コロンビア大統領選挙でコロンビア革命軍(FARC)との和平に反対するドゥケ候補が当選した。サントス前大統領(ノーベル平和賞受賞)が作り上げた和平内容の見直しは必至となろう。
FARCは1960年代から約半世紀に渡って、反政府活動を名目とした拉致・強奪・強姦・虐殺を繰り返してきた。FARCの責任者へ事実上の恩赦を与えるサントス和平案に対しては、遺族を中心に当初より強い反対があった。実績作りのために和平成立を急いだとの批判もある。
フィリピン・ミンダナオ島におけるイスラム過激派勢力との和平では、一度成立した後に「合意内容に問題がある」と最高裁が覆した事例があった。和平は容易く実現しない事が改めて証明された。