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各界にパラダイムシフトを起こしてきたイノベーターたちは、どのような生い立ち、人生を送ってきたのか? その深部に迫ることで、イノベーションを起こす源泉をたどる。
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人材紹介・人材派遣等の人材関連事業を展開するほか、住宅・美容・結婚・旅行・飲食などの多様な分野で、個人と企業を結ぶマッチングプラットフォームを提供。M&Aによる海外での事業拡大も推進。
時価総額
11.2 兆円
業績
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それほど、リクルート事件というのはリクルートにとって非常に大きな影響を及ぼしたと言える。
翻って考えてみれば、その領域と距離を置いてきたリクルートがここまで成長したのは何が理由なのか。興味深く私自身考え続けている。
昔は勝手に憧れる部分がありました。「取締役や役員というのはさぞかしカッコいい議論をしているのだろう」というように。人や、会社にもよるのでしょうが、そうでもない瞬間、この人たち自分のことしか考えてないんだな、などを感じる瞬間、は見たくないものですし、意地でも見せてはいけないと思います。
人間も会社も、苦しい時にその本性が現れる。いかにすごい会社だったかの証左。
リクルートは今やIndeedやGlassdoorら世界中の企業を買収する日本が誇る時価総額5兆円企業、特に若い世代にとっては著名な起業家を多数輩出もするなどイメージ抜群だが、40歳くらいから上の世代の深層心理にはサブリミナル的に「江副」「リクルート」の印象が強烈に植え付けられている。それほどこの事件は相当な衝撃でした。
仕事に誇りを持っていて自分の頭で考える人がたくさんいたんだな。
当時無駄飯食いの遊び人学生として眺めていた側としては、超負の体験だけど、「リクルートって名前が国民全員に浸透したな」と感じたことも記しておく。
事件をきっかけに配布されなくなった「自ら機会をつくりだし、機会によって自らを変えよ」のプレート。私が入社した頃はまだ事件前からいる先輩が他の机にあり、ちらほら見かける機会がありました。(今は絶滅状態かな?)
藤原さんの行動は、まさにこのプレートの言葉を表すリクルートらしさだと思います。事件前後に入社した先輩方の話はたまにお酒の席で聞くことがあり、自分だったら耐えられただろうかと思います。
ベンチャーいけいけどんどん→事件→1兆円の借金返済期→上場準備期→上場と在籍時期でもリクルート感は多少異なる気がします。
「実際、事件が発覚した1988年度は、過去最高の売り上げを記録。事件直後の3年間で、急成長を果たしています。」
「僕はこの報道の翌日、部下全員を集め、緊急朝会を開きました。」
「事件のさなか、社命に背いて独断で田原総一朗さんのテレビ番組にも出演」
「それは、私を含む30代の部次長たち十数人が結束し、辞表を手にして位田尚隆社長(当時)に談判した努力」