【地政学】米朝会談を前に習近平が恐れる、北朝鮮の「中国離れ」
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同じことに対してまったく違う見方を持つ。
北朝鮮はつねに中国を属国とみなし、中国のもっとも経済事情の苦しい時にも(1960〜62年)でも中国に穀物の上納を命じ、毛沢東、周恩来は国内では多くの餓死者が出るなかで北朝鮮にそれを上納した。
その前に朝鮮戦争の時には、北朝鮮が負けるとなると、毛沢東を命令して、中国を出兵させ、毛沢東の実の息子をも含め、あんなたくさんの中国の戦死者が出たが、ねぎらう言葉さえ一つもない。
速く北朝鮮との関係を絶つ、これは多くの中国国民の考えだと思われる。
ベトナムもかつてそうだった。1979年に一度戦争してベトナムに対して何も物品の上納をしなくなると、むしろ南は平和となった。ベトナムからもう一回中国と戦争するか、それはとてもできなくなっている。
北朝鮮との関係を絶ち、その後、平等になり、かえって東アジアは安定すると思う。実質的には、北朝鮮を舞台とした米中の戦い的側面が大きいと思う。
もちろん、北朝鮮自体の核開発・ミサイルや、体制をどうするかといった点も大きい論点。ただ不安定要素があるから米軍展開の合理性強化になる。
ただ、基本的に会談が中国にとってプラスな結果が生まれるシナリオは、トランプ大統領・金正恩氏の関係が悪化し、北朝鮮として完全に中国に寄ってくるというもの以外はないのではないかと思う。
下記記事も、関わる各国の思惑がロシア含めて乗っており、オススメ。
https://newspicks.com/news/3060292米朝首脳会談に向けて、中国は比較的目立った動きは見せていませんが、習近平が金正恩と二度に渡って会談したのも、米朝主導で朝鮮半島情勢が動くのを警戒したことが背景の一部にあります。
その裏にある不安は何か、研究で中国を頻繁に訪れる国際基督教大のスティーブン・ナギ准教授が分析しました。