第76回 買収後のガバナンスの全体設計
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注目のコメント
> 買い手の意思を買収先にしっかり反映させる方法として、常駐派遣ありきで発想するのではなく、現地でしっかりマネジメントしたものを日本で十分なチーム体制を敷いてしっかりモニタリング(ガバナンス)し、買収先現地でのガバナンスは行わない、つまりガバナンス目的の常駐派遣は原則として行わない、と整理するのも一案であろう。
上記の意見には私は反対です。
(近年、特に増えているアジアにおける)クロスボーダーM&Aでは、PMIは本社の信頼できる人間(倫理観と戦略的思考に長ける人材。語学力や海外経験がある人間に必ずしも拘らない点がポイント)を現地に送り込む必要があるケースが多いと感じます。なぜならば、現地の人に日本式の高度なガバナンスを確立できる人材がいることが極めて稀であるからです。