人の心を瞬時につかむ、社外プレゼン資料の作り方
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全5回、とても面白い特集でした。ぼくもこれまでに20回ほど社内でロジカルシンキング&プレゼンのプチセミナーをゲリラ的にやった経験があるのですが、いかせるなと思ったノウハウがたくさん。
- プレゼン本編の資料は必ず5〜9枚に収まるようにまとめる
- 相手(決裁者)の左側に立ち、しっかり左目を見て話す
- 社外プレゼンは、シンプル&ロジカルという基本に加え、いかに相手の感情を動かすかに注力する
- 人の心を動かすには、「自分事」と思ってもらう
などなど。
付け加えるのであれば、資料をつくるときに、いきなりスライドづくりから始めないということ。まずはストーリーラインを書いて、次に絵コンテを書いて、そこで始めてスライドに入る。当たり前に思えて、意外にこれができずに(とりかかりやすい)スライドづくりや表づくりから始めてしまう。
あと、資料は当然大事なんですが、資料以上に大事なのは、資料を使ってどう語るか、その準備を徹底的にすること。メラビアンの法則ではないですが、人はやっぱりその人の語り口や表情が印象に残りますし、感情はそこで動かされますから、どう間をとるかとかという抑揚もそうですし、I - We - You的にどう「自分ごと化」してもらうかのシナリオや想定問答まで準備ができたら、だいたいプレゼンは大成功しますねいよいよ本日が最終回となります。
社外プレゼンと題しながらも社内プレゼンに該当するもの(幹部層の方々が多くの社員へプレゼンをされる場合、新規事業を社内提案される場合など)にも必要とされるテクニックをお伝えさせていただきました。
アウェーで行うプレゼンテーションは
「感情」を動かす=「自分ごとにする」
というプロセスにおいて右脳と左脳の両方に語りかけていただけると伝わる情報量が増えて意思決定もされやすくなりますので、ぜひ一度試していただければと思います。
最後に、講演や研修に登壇させていただく中で最も重点を置いてお話ししているのは、「伝える」上で「念い(おもい)」が大切であることです。
なぜそのサービスを提供したいのか?
なぜその商品をリリースしたいのか?
つきつめていくと、
なぜその仕事をしているのか?
つまり「企業理念」に行き着くこととなります。
プレゼンはツールです。
限られた時間で、あなた自身の「念い(おもい)」が届き、その念いが叶いますよう、今回のイノベーターズ・トークがお役に立ちましたら嬉しい限りです。
皆様が「念い」を伝え、その「念い」が新しい未来を切り開いていかれることを心から願っております。
前田鎌利
https://www.katamari.co.jp
http://www.maeda-kamari.com最終回は、ビジュアルのお話です。リスクある提案にも有効な「社外プレゼン」のテクニックを紹介いただきました。
社外での売り込みの提案や、株主などに広く訴える場合は、ロジックだけでなく、人の心を掴むことがポイント。前田さんの頭の中には、その方法がたくさんあるのですが、今回は「多画像」を使ったテクニックをお話いただきました。
提案では自分の「念い」を伝えることが重要ですが、そのためには文字のないビジュアルを活用することが効果的なんですね。実際、前田さんが運営する書道教室のプレゼンを聞き、そう思いました。これはビジネスだけでなく、自己紹介など、様々なシーンで活用できます。
ポストテキスト、ビジュアルの時代に欠かせないスキルの一つではないでしょうか。ぜひ、参考にしてみてください。