InstagramのアルゴリズムをInstagramのチームが詳しく説明
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これはかなり詳細な解説!時系列だと50%以上が見られてなかった友達の投稿が、アルゴに変更して90%が見られるように。この辺の対応に遅れてユーザーを失ったのがツイッターやSnap。>InstagramのアルゴリズムをInstagramのチームが詳しく説明
むしろなぜちょっと前まで逆時系列のままだったかを考えるべきで、InstagramはFacebookと違ってコンテンツ軸でつながるはずだから、Facebookよりアルゴリズムを導入する必要性が低かったのだと思われます。
Facebookは「この人は友だちだからつながるけど、この人の意識高いポストには興味ない」ということがままあります。
Instagramではそういうのが相対的に少ないはずで、ただし相互フォローなどリアルソーシャルグラフが蓄積していくと状況は近くなる。
そう考えたときに、リアクションやコメントを基準に優先表示するアルゴリズムが果たして良いのかは怪しくなってきます。なぜなら好きだけど知り合いではないアーティストの投稿よりも、友だちの投稿に対しての方がコメントする頻度が高いという人はまぁ少なくないだろうからです。
本文には「友だちの投稿を見逃さなくなった」とあるが、それはつまりそれ以外の投稿を見逃すようになったということ。Instagram内でリアルソーシャルグラフを強めたいのか、好きなインスタグラマーの良質なコンテンツをただ眺めたいのかには個人差があり、サービス消費のスタンスをコントロールするこの舵取りが長期的に見てどのように受け取られるかは見ておきたいところです。アルゴリズムそのものよりも、Instagram ぐらいの規模で、しかもメイン機能で、ヘビーユーザーの反対も多いであろう変更をやりきったのが凄いと思うんだけど、どういう意思決定プロセスと組織なんだろうか。
> Instagramが2016年に逆時系列フィードのアルゴリズムを捨てるまでは、すべてのポストの70%、友だちのポストの50%が失われていた。順序の混乱に対する批判はあったが、今のInstagramは、関連性ソート(relevancy sorting)によって8億あまりのユーザーが友だちのポストの90%を見ており、このアプリ上で過ごす時間が増えている、と同社は主張する。
内容については正に。瞬間的にはそれまでとの違いに混乱は起きるけど、トータルではユーザーの体験価値は向上するはず。
ヘビーユーザーは既に生活に入り込んでいるので(文句は言いつつ)コンテンツをしっかり消費する。一方大多数のライトユーザーは、新着順だと良いコンテンツに出会えない。なのでライトユーザーがより良いコンテンツに出会えるような工夫をすることで、全体ではコンテンツの消費量は上がりユーザーの満足度も高まるはず。
とここまでは自然な発想でそうなると思うんだけど、これを現実に落とし込むのは大変だろう。結果も出るかどうかは不安だったに違いない。実現までにはかなりの艱難辛苦を乗り越える必要があったであろうと想像するけど、その辺の意思決定の裏側が知りたいな。