今さら聞けない「AI」- 「AI技術」の基礎知識
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現状では
①「AI」とは、人間のように数学や哲学から料理や育児や音楽や愛や恋まで様々なタスクをこなす汎用的な知能ではなく、ある限られたタスクをこなすのに特化したアルゴリズムである
②それぞれのアルゴリズムは、研究者やエンジニアが非常に長い時間をかけて開発するものである
機械学習だって、学習データを用意して、ネットワークの構造を試行錯誤して、regulationやoptimizationの手法を試行錯誤して、hyperparameterをチューニングして・・・・おおよそ、勝手に学習してくれるものとは程遠いです。
つまり「AIさん」がいて勝手に学習していつの間にか人間を超えるなんてものでは現状ではありません。
よくAIの恐怖を煽ったり、シンギュラリティーがどうこうと騒ぐ向きがいますが、個別タスクではコンピューターアルゴリズムは何十年も前からとっくに人間を超えています。人間のような汎用知能ができるのは何百年も先だろうというのが僕の予測。
AIの進化は目覚ましい。これは間違いない。
AIは社会を変える。これもそうだと思う。
でも、AIが人間を「超える」シンギュラリティーとかいう時間軸上の一点があって、その日を境に天と地がひっくり返る、なんてことはないでしょう。
火も文字も蒸気機関もインターネットも、人類に革命をもたらしてきました。それがまた一つ増える、という程度のことです。
AIを理解したければ、シンギュラリティーがどうこう言っている本を読んで分かった気になったり、あるいは何もわからずに恐怖だけ煽ったりするよりも、自分でプログラミングを勉強して何か作ってみるのが一番です。材料インフォマティクスには、ベイズ最適化と半教師付き学習の組み合わせで、実験しながら最適値を最速で予測できる優れものです。ただ所詮最適値では理論値を越えられないので性能限界が見えてます。
なので、例外を排除する機械学習に、外れ値を予測できる機能が開発されることを今後強く望みます。昨今、AI技術が目覚ましい発展を見せており、あらゆる産業に変革をもたらす革新的なテクノロジーとして世界的な注目を集めています。
博報堂DYホールディングスは、グループ内の情報や人材を集約し、AI技術を活用した新規ビジネス開発を推進する「AIビジネス・クリエイションセンター」を新設。
今回、センターに所属する松居と相澤が、AI技術をビジネス活用する際に重要となる基本知識と留意しておきたいチェックポイントについて語る対談記事をご紹介します。