「値上げしても売れる」ラグジュアリーブランドの秘密
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早稲田大学の長沢先生によれば、ラグジュアリーのマーケティングとは、我々が勉強した米国式マーケティングの逆張りをすることです。
客の意見は聞かない。広告はやらない。値上げする。ほしい客がいてもつくらない。口で言うのは簡単ですが、普通の会社ではなかなかできません。日本ブランドのメインはマス層なので、価格を上げることは難しいとの記事。ファッション情報の潮流からポジションまでわかりやすい。
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このようにラグジュアリーブランドはデフュージョンブランドを作ることで、プレミアム/アッパー価格帯のブランドが持つポジショニングの弱みを補完することも出来る。
このように見てくると、マスブランドやプレミアムブランドで成功した企業が多い日本企業にとっては、ラグジュアリーブランドを手掛けるのは大変難しいことが想像できる。なぜなら、プライシングで触れたように、マス/プレミアムブランドとラグジュアリーブランドではブランドの根本の考え方に始まり、マーケティングの4P、組織・意思決定のあり方等において全く異なる考え方が求められるからである。ラグジュアリーブランドのブランディングは憧れですね。
多くの企業ではこのようなマーケティングはやらせてくれません。計算が出来ず結果は長い時間継続させた後にしか出てこないから。
哲学が最優先で、最大公約数なんて求めない。買ってくれるのは哲学を理解してくれる人だけでいい。
それを長い年月続けるのは大変な事です。
LVMHグループのようなブランドや車で言えばフェラーリとか。以前のAppleも似たような所はありましたね。
クロムハーツなんてのもそうでしょう。