投資バブルの中国、無人店舗を手がける新興企業に数十億ドル出資
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数日前に中国の内陸部に行ってきましたが、みんなオレンジや青のシェア自転車に乗っていて定着してました。シンガポールでは置いている自転車はたくさん見るが漕いでいる人は中国ほどは見ません。支払いはほぼ100%アリペイorウィーチャットで、出前も検索もそう。
という具合に中国は他のあらゆる国と違う特別な場所。
同じような生活様式のソリッドな中間所得層が数億人単位でいる、その人数も可処分所得も年率数%半ばで成長している、そんなモンスター級の巨大成長市場は世界で他に一つもない。
そのようなソリッド巨大成長市場における経済ゲームのルールで最も重要なのは、面取り合戦。
多少アラがあっても先に面を大きく抑えると数字が付いてくる。
インベスターという生物はとにかくこの数字に弱い。既に数百万人ユーザがいて、MoM50x成長です、とか言われるとどうしたってヨダレを流して株を欲してしまう。
それがいま中国のスタートアップ投資において起きているサイコロジーです。
ただし、歴史から学ばねばならないのは2000年前後の中国テック企業の米国IPOブームとその後のスキャンダル続出。かなりの企業から不正が検出されたり決算の大幅未達等により上場廃止が続出した。
ある程度までは形を作れるのが中国だが、きちんとエコノミクスを合わせて経営を成り立たせる事ができるのか、これは少し長期で見定める必要があります。"自転車シェアリングとフードデリバリーも、外国ではそれほどうまくいかなかったが、中国では成功した。中国の市場は異なるからだ"
結局のところ中国はアメリカとは違う、という事実を様々な分野で認識させられてきました。今までも違いましたし、これからも違うんです。投資意欲ごとにかく旺盛ですね。僕の知っている中国の教育系サービス会社も、えっ?っていうくらいの金額の投資を受けています。ほとんどサービスなんて成立していないのにです。記事にもえる通り、チャンスを逃したくないという気持ちが非常に強いのでしょう。