廃墟ビルで魚と野菜を同時に育てる、オランダで見た農業のカタチ
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都市型農業の中でも植物工場と呼ばれる事業形態ですが、日本ではオランダをモデルにしつつ20年くらい前から始められてきました。日本では多くが収益を確立できず、オムロンやユニクロも参入しては数年後に撤退していきました。主な理由は、コストがかかりすぎることで、補助金がなければ黒字化しづらいですが、それだと従来の農業以上に補助金に依存することになります。
ヨーロッパの農業は元より補助金に依存していますが、日本の場合、近隣に農業生産に適した国が多く、北アフリカや中東、あるいは外交関係的に微妙なロシアに隣接しているヨーロッパとは事情が異なります。現状のように、中国や東南アジアで大規模な農業生産事業を商社や流通メーカーといった日本企業が手がけたほうが、コスト上合理的になります。Urban Farmersの取り組みほどではないですが、日本でも青森県五戸町では廃校を利用してベビーリーフやリーフレタスなどの野菜を水耕栽培で育てています。美味しいだけでなく、安心・安全で安定した品質と供給により地元でも人気です!