「非核化」解釈をめぐる米朝の深淵な断絶
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この記事は、米国トランプ政権が5月以降、北朝鮮に対するCVIDについての政策が微妙に変化しつつあることを知る上で興味深い指摘をしている。ポイントは以下のくだり。
「トランプ、対北朝鮮即時非核化要求から後退」―ニューヨーク・タイムズは22日、こんな見出しを掲げ、トランプ大統領が、これまで北朝鮮に対し非核化を無条件で受け入れさせるとしてきた強硬姿勢を後退させ、即時ではなく段階的な核撤廃にも応じる柔軟姿勢を表明した、と報じた。
アメリカの他のマスメディアも、大統領が開催まですでに3週間を切ったこの時点で、北朝鮮側への歩み寄りを示唆する発言をしたことについて、核兵器の「即時完全撤廃」要求を引っ込め、「段階的撤廃」へと譲歩してもなんとか金正恩朝鮮労働党委員長との会談開催にこぎつけることで、なんらかの「成果」を世界にアピールしたいとの個人的あせりもあることを報じている。
大統領はホワイトハウスで記者団を前に「北朝鮮の核計画の規模からして、一度に核兵器を全廃するのは困難かもしれない」ともコメントしており、今後、首脳会談を再び軌道に乗せるために、金委員長に対し、一層の歩み寄りの姿勢に転じる可能性は否定できない。北朝鮮がそう簡単に非核化するとは思えないが、半島全体の非核化、米軍撤退ならば、ありえそう。その場合、朝鮮と対峙するのは日本になる。我々は覚悟しないといけないかもしれません。そろそろ平和憲法なんて絵空事ではなく、核シェアリングなど現実的なことを議論してほしい。
韓国には核兵器は配備されておりませんので、「半島非核化」と「北朝鮮の核廃棄」は同じ意味です。
追記:1992年にも南北間で「韓半島非核化に関する共同宣言」に署名した事があります。この時、韓国に配備されていた米軍の核兵器を全て撤廃し、それ以降韓国に核兵器を配備した事はありません。