ムラとマチを捨ててきた日本の未来はやっぱり「地方分散」にあり
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「やってあげてる」で地方拠点で働く以上、持続性はない。
稼ぐためには経済循環の流れの中にいなければならない。これは事業やる上での基本だと思います。なので、形が確立された安定のチェーン店のオーナーを選択する。
個人事業主で働く道もありますが、しがらみの波に飛び込めないなら、1番の安定収入は単年契約の補助金アドバイザー。後ろめたさは拭えません。
まずは地の人になるのか、風の人でいたいのかの意思決定が必要。人と人、しがらみなどを知り、地で生きる選択がした人を凄いと思うようになりました。地で生きる人と関わりたいと。
健康になるから週末過ごすのはオススメ。しかし風の人を選択した人が働くとなるとまだまだハードル高いというのが、7年間過ごしての感想です。人口増加期であれば分散もやりやすいのでしょうが、逆なので難しいと思います。
私が地方に来てこれをやると、地方も居心地が良くなるな。と、実際に色々な会社を見て思うことは大きく2つ。
給与の低さはまだ仕方ないとして、福利厚生や退職金など給与+αを充実させる。
サービス業が比較的多いので、年間休日120日を与える。
これが出来るだけで、大企業との差が少しは減り分散化できます。
-追記
地方には総じて未熟な経営者が多いの現状です。
・休みは最低日数でいい。
・キャリアを理解できず転職組に対して最低賃金を提示する。
・有休は冠婚葬祭と病気以外取れないと思わせている。
・昇給が明確でない。
・代わりはいくらでもいると思っている。
などなど、時代は変わっているにも関わらず思考が止まっています。
つまり、自分たちが満足しているので、そう言った考えにもならないということです。
これが地方を衰退させています。広井先生とは、日立京大ラボの研究を理解したいと思って、2回お会いしました。興味深いのは、地方創生ありきではなくて、日本の社会・経済の長期的な持続可能性を分析したところ、「都市集中か地方分散か」ということが、大きな分岐点になるということ。そして、その分岐点は遠い未来ではなくて、これからの8〜10年にあること。
経済合理性から見ると「都市集中」になる、というあたりが焦点なると思います。経済、雇用、消費で見ると都市集中を継続した方がよい。ただ、他方で格差、健康、幸福、利他の行為、等が悪化する、というのがこの研究からの示唆です。
持続可能な社会の姿は、考えれば考えるほど難しいのですが、地方で面白い取り組みがいろいろ出てきています。個人的には、そういったプロジェクトに伴走したいと思っています。