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自家用車の場合は数万kmも走れば残存価値はほぼゼロになるが、建機やトラック、ダンプカーなどは耐用年数が長く、数年使用したものでも充分な値段がつく。

そんな「建機」の特性を利用して、これを買う体力のない建設業者に次々とリースで使用させていく、いわば“建機版サブプライム”のようなサービスを生み出し、後に倒産に追い込まれた新興企業2社を追います。
本記事の校正を担当しました。建機業界の審査関係者の間では、昨年後半から『VSOP』という隠語が密かに広まっていました。

ブランデーの名をもじったこの隠語は、循環取引まがいの不正な取引に関与していた疑いのある企業の頭文字を取ったもの。いわゆる倒産予備軍の主な企業群でした。このうち、今回の「こうして企業は倒産する」で紹介するビバック(V)、プロアース(P)に加え、プロアースに連鎖した大曲建機(O)の3社はいずれも破綻。主だったところで残るはS社だけとなっています(余談ですが、いま注目のシェアハウス業界でも『3S』という隠語あり)。

S社は倒産前のため実名は伏せますが、この業界ではさらなる連鎖のおそれもあります。S社の顛末も含め、あらためてこの連載で紹介できればと思っています。
手形以外に、結構な金額を銀行が貸していたはずだが、そもそも銀行はどうしてこの事業モデルに貸していたのかが気になる。特にビバックの売上に対する純資産額を考えると、資金繰り表含めた財務諸表は分からないが、相当にヤバそうに見えるのだが…
こういう感情的なリアクションも含めて業界内でのインナーサークルの信頼が重要な業界だと、信用不安が起きるとなかなか火が消えないんだろうな。
最初は面白いビジネスモデルかと思いましたが…
循環取引では、関係会社間で、誰が首謀者か、故意か等で争いが出て(多くは共謀か忖度ですが)、相互に代金支払請求や損害賠償請求をし合うなど泥仕合になりがちです。

いずれにせよ、循環取引というものは昔からの典型的な不正ですが、仮に目的物が実在したとしても過剰に膨れ上がった債務を誰も払えない以上、いつかは崩壊する運命にあります。
少なくとも起業時や途中までは真剣に事業展開していたと信じたい。
建築業界はサービスな価格設定、契約内容はグレーゾーンが多い印象。Katoさんがコメントされているように、銀行側がこのビジネスモデルをどのように捉えていたのかが気になる。
この連載について
信用調査のプロである帝国データバンクの記者たちが、NewsPicksだけでお送りするオリジナル連載「こうして企業は倒産する」をリニューアルしてアップデート。話題の倒産を追う「倒産ルポ」、マクロの倒産動向の解説、最新の産業トレンド、独自の特別企画レポートなどを毎週木曜日にお届けします。