「日大アメフト事件」と酷似「東芝粉飾決済」を当事者コメントから検証する - 大西康之 - 新潮社フォーサイト

コメント

注目のコメント

• 金子 志宗

  ロマン派書家。要領の悪さを長生きでカバーする戦略家。50歳。

  ・2018年05月24日

  組織内の不祥事は、人間性に問題があると思っても、そこを原因にしてしまっては根本的な解決に至らないと思う。構造悪には善意のなさを指摘するのではなく構造のまずさを指摘すべきだと思う。
  
  タイトルから記事に期待したのは、いい大人の東芝の人たちを揶揄してその対比で告白した若いスポーツ選手を善人と持ち上げる、なんてことではなく、同等の事例が起きる土壌のもとになっているルールの甘さ（不正を行うことがばれないだろうということ。ばれた時の罰則を考慮しても、不正を行うインセンティブの方が強いこと）を指摘し、その状況を改善するためのアメフトのルール改正、会計の法改正はどうあるべきか、を論じることだった。
  
  感情論に終始するのは思考停止だと思う。
  
  俺がプロの記事に期待するのは、おっさんへの憂いとか若者の清らかな心への賞賛とかではなく、構造の問題点の指摘とルールの改善案の提示だ。