「治らなければ無料」が新基準に?ヘルスケア企業は「医師」から「患者」ファーストへ
ビジネス+IT
289Picks
コメント
注目のコメント
再入院する患者の全員が「治らない疾患」が原因ではないです。一定の割合で、患者自身の服薬・治療コンプライアンスの悪さが原因となる内容があります。糖尿病や透析患者などがその代表です。「患者ファースト」な医療にはwelcomeですが、「治す姿勢が見受けられない」場合は、逆に個人の負担も増やすべきです。この辺りの客観的な基準を創出出来ると「お任せ医療」→「責任医療」に転化でき、国の医療費削減に繋がると思います。
「健康」ファーストということだと思うんですが、病院での支払いのリスクシェアは現場での医療行為そのものだけでなく薬や医療機器、そしてそれに関わる流通等々と大きく影響します。それこそ現金という支払い方法すら変わる事を考えた方が良いのかもしれない。
再入院患者を減らすことが大幅なコスト減に影響を与えるのは間違いないです。一方で、再入院に至る要因を明確にするのは非常に難しい。患者本人の問題もあるし、手術した医師の力量、薬、術後の療養環境。
しかし、難しいと言っていても始まらないのでとにかく測定することが重要。これはブラジルにいて医師・病院と話していると本当に感じること。ここはITが活躍できる余地は十分あります。
膨大にデータを集めて要因ごとに分解して効果の測定をする。それ自体はさほど難しくない話ではあるので。こういうところにこそ政府の干渉余地があると思います。
さて、表題の「治らなければ無料」自体は理想的ではありますが、結局治った人に費用負担が偏るし、もしかしたら効果があるかもしれない治療オプションがとりにくくなったりするなどの弊害もあるので、現時点ではとにもかくにもデータ分析のための体制整備にフォーカスすべきとは思います。