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「この国に陰謀論が蔓延する理由」歴史学者・呉座勇一に訊く

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  • 株式会社ウィズィー 代表取締役

    フェイクニュースは嘘を隠すためにしばしば陰謀論を持ち出す。著者が言うようにこれは大変大きな問題で、今最も頭の痛い問題かと思う。

    どうしたら良いのかというと、それはもう筆者がやっているように一つ一つ陰謀論を潰すことと、陰謀論に負けない情報の取捨選択能力を見につけるしかないのではないか?

    これは3.11の時に思ったのだけど、このためにはフェイクニュースや陰謀論を集めて「この考え方のどのような理由で妥当ではないと言えるのか」が直ぐに参照できるサイト(フェイクニュースや陰謀論に特化したWikipediaのようなもの)があったら良いと思う。ツイッターで拡散されている時に「この問題はすでに検証済で、妥当ではないと分かっています」などとURLを貼ることのできるサイトです。

    このためにはサイトが十分な信用と権威を持つ必要があるし、それには大変な労力が必要だけれど、集合知はWikipediaのようなものも可能にしたので、もし「陰謀論はフェイクニュースが蔓延する現代を危うい」と思える人が増えれば、実現可能なのではないかと思うのだけど…。


注目のコメント

  • 東京大学 先端科学技術研究センター教授(グローバルセキュリティ・宗教分野)

    通説に挑戦するのが研究者だが、通説を知らずに挑戦した気になるのが陰謀論者で、これは専門分化して成り立っている現代社会を根本から破壊しかねない。【では、一般読者が陰謀論を見破るには、どうすればいいでしょうか。

    まずは、「通説」の重要性を認識することです。

    陰謀論はおもに「通説」を否定するものですが、通説とは、多くの研究者たちが積み上げてきた研究の成果であり、そう簡単に一蹴できるものではないのです。ここを誤解してはいけません。

    私たち研究者は、日々この「通説」を批判的に検証しているのです。常に新しい見方があるのではないかと疑ってかかるが、それでも崩れないから、通説なのです。】


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    大阪大学 感染症総合教育研究拠点特任教授、大学院経済学研究科(兼任)

    呉座さんの『陰謀の日本中世史』も津川さんの「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」も、いかにもトンデモ本が好きな人が飛びつきそうなタイトルにして、研究者からの「通説」を多くの人に伝えようという本です。研究成果を広く社会に還元していくためには、それなりの伝え方が必要で、第一線の研究者がそれを実践されて、成功されているのは素晴らしいことだと思います。


  • 東京国際大学 教授

    「「陰謀論」が次々に生まれる要因としてよく指摘されるのは、近年のメディア不信です。けれども私は、研究者や学者が、陰謀論に対して「おかしい」と声をあげてこなかったことにも原因があると思っています」

    経済でも、マネタリーベースを増やせばインフレ期待が起こり、2年以内に物価上昇目標が達せられる。そのような政策を取らない黒田総裁以前の日銀は悪者扱いされましたが、単なる陰謀論で終わらず実際の政策になってしまいました。しかし、根拠がなかったのでうまくいきませんでした。一部の経済学者は批判しましたが力及びませんでした。そのため、消費税増税が全てをぶち壊した、財政支出の増加が景気回復には不可欠など、未だに陰謀論の続きが蔓延しています。しかも、それを邪魔しているのは緊縮財政派の財務省だということになっています。私も反省し、学者として小さな声でもあげていかないと思います。

    「陰謀論のやっかいなところは、否定されることがマイナスにならないことです。いくら専門家が論破しても、「彼らは真実を隠蔽している」「資料が改ざん・破棄された」と言い逃れすることができます。否定されればされるほど「我々は真実を探究するがゆえに、真実を隠蔽したい既存の勢力から迫害されるのだ」と逆転の発想ができるのです」

    「こんなことを言われると、真面目に研究している人たちはバカバカしくなって、彼らの相手をしなくなり…そうやって放置した結果、陰謀論が蔓延してしまったのです。このままでは社会秩序の混乱を生じかねません」


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